向拝虹梁蟇股の龍の波について
波面の向きの違い
蟇股の龍と波の全景
青海波を基本として,横方向へのつながりと波面の向きの変化により波の雰囲気の演出の試みがうかがえる。右の飛び上がる波の造形も水の性質を表そうとしている様子がうかがえる。形式化された波面の重ね合わせと,リアルな波の立ち上がりとのハイブリッドな表現が見えるように思える。夕日に輝く飛び上がる波
本殿塀左入口辺りの牡丹
花びら一枚の曲面変化が精細である。その曲面は2次元的でなく,鞍型の曲面にさらに自然なねじれが掛かり,一つの面でも凹凸が有機的につながり空間に展開している。深みのある形である。
本殿塀右入口本殿塀右入口
この形には勢いがある。そういう風に感じてしまう理由はどこにあるのか不明である。その表面の劣化は進んでいるが,形に強さがあるように思われる。その感覚が時間効果なのかもともとのものなのかわからない。その形の中には何か得体のしれないものがあるのだろうか。本堂の高いところにある木鼻獅子の様相とも異なるように思われる。
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